電気器具交換について

アパートや賃貸マンションの住戸に設置した電気器具は、大家さんやオーナーさんの所有物であり、管理すべき住宅設備です。
本来、電球1個切れても大家さんやオーナーさんに交換義務があります。
電球や蛍光灯交換は日常的な修繕の範囲ですが、電気器具そのものは計画的に管理をしていかなくてはなりません。
老朽化すれば万が一の事故や発火のリスクもあります。
故障して入居者に不便をかける前に、少なくとも耐用年数が経過するタイミングで交換していくことが大切です。
照明器具をはじめ、備え付けのエアコンや火災報知器などの電気器具は設置した年月を記録しておき、定期的な交換やメンテナンスを実施しましょう。

アパートの廊下の照明や、マンションの共用エリアの照明やエアコンなども、故障や老朽化による事故が発生する前に計画的に交換することが大切です。
アパートの大家さんや1棟マンションのオーナーさんは管理すべきことも多くなります。
アパートの廊下や防犯対策にもなっている敷地のライトなど、点灯しないなどの連絡が入居者から入ったら、すぐに対応しなくてはなりません。

電気器具の交換は老朽化や故障のタイミングだけでなく、省エネ対策として行うこともおすすめです。
今も、昔ながらの照明器具や古いタイプのエアコンを設置していませんか。
照明器具はLED化、エアコンなども省エネ性能が高い製品を設置することで、メンテナンスの手間を抑え、入居者にも喜ばれます。
LED照明は寿命が長いので電球の交換頻度が減り、大家さんの手間も減らせます。
備え付けの省エネ家電が増えれば、入居者が負担する電気代も減らせるので、入居者にとってもメリットです。
その結果として、長く住んでくれるなど入居継続率アップにつながります。

退去のタイミングで電気器具を交換するなら、これまでとは雰囲気の違うおしゃれな照明に交換してみてはいかがでしょうか。
リビングやキッチンに間接照明を付けたり、玄関や廊下の照明を人感センサーにしたり、見た目がおしゃれで、明かりをつけたときに雰囲気が良く、ハイセンスで便利な照明に替えてみましょう。
インテリアにこだわりがある方をはじめ、内覧時に見た目の良さで気にってもらえる場合もあります。
ターゲット層によっても異なりますが、おしゃれなスタイルを好む方をターゲット層にしている場合にはおすすめのリフォームです。