浴室換気扇を適切なタイミングで交換して湿気やカビを抑える
お風呂は家の中で最も湿気が溜まる場所なので、入浴後は換気が欠かせません。
換気をしなければ天井から水滴が落ちてきますし、カビの原因にもなるのです。
カビ汚れは深くまで沈着しますので、頑固になると落とせなくなります。
カビは初期の段階で落としておくことが大切ですが、もっと重要なのはカビを発生させないことです。
カビは高温多湿の場所を好みますから、換気はしっかりと行ってください。
入浴後は窓を開閉すればOKと考える方が多いですが、窓を長時間開けておくのは防犯上の観点から良くありません。
窓を開けて大まかに湿気を逃がしたら、今度は浴室換気扇の出番です。
浴室換気扇はずっと回しておくのが好ましいです。
お風呂の湿気は100%に達することもあり、水蒸気を飽和状態になるまで抱えています。
水回り全般は水を使用するので湿気を帯びやすいですが、お風呂は圧倒的に多湿の環境にあります。
少し換気扇を回す程度では湿気は逃げず、カビを抑えることができません。
それゆえ常時回転させておくのが好ましいわけです。
しかし、稼働時間が長いからこそ、故障のリスクが高いのは事実です。
機能性が低下してくると換気機能も低下するので、天井の水滴が落ちないなどの問題が発生してきます。
換気扇は1ヶ月フルに稼働させても、電気代は数百円で収まるのが普通ですから、ずっと稼働させたほうが良いのです。
もしフル稼働させているのに水滴が消えない、カビが頻繁に生えるなどの問題があるようでしたら、換気扇を交換するタイミングでしょう。
アパートやマンションの大家さん、オーナーの方は浴室換気扇を8年~10年サイクルで交換することをおすすめします。
台所換気扇と比較して稼働時間が長いので、耐用年数は短くなります。
アパートやマンションなどの集合住宅では、シロッコファンの換気扇がよく選ばれており、メリットは騒音が小さいことです。
集合住宅では複数の家庭が同時に換気扇を使用するような状況が多く、戸建て住宅と比較して騒音問題には慎重になる必要があります。
換気扇を交換するサインには、換気機能の低下のほかに異音があります。
換気扇はたくさんの部品で構成されており、経年劣化の影響でこれらの部品が傷んでくるのです。
すると普段は聞いたことのない異音、また振動が発生することがあります。
なんとなく違和感を覚える場合は、実際に異常が発生している可能性が高いです。