台所換気扇を交換する目的とタイミング
台所換気扇には寿命がありますので、古くなったら交換が必要です。
換気扇の吸引力が低下する最大の要因は油汚れで、これは換気扇クリーニングをすれば解消します。
換気扇洗浄のポイントは、見える部分だけでなく分解清掃をすることです。
清掃後はパワーが復活して新品のようになりますが、換気扇自体が古くなってくるとプロの清掃を受けてもパワーが復活しません。
吸引力が低下すると油煙を十分に排出できなくなり、室内の壁を汚すことになります。
換気扇を回しているのに室内が油臭い、壁が黄色くなる、といった場合は交換時です。
そのまま使い続けると、室内干しをしている洗濯物が黄色くなるなどの問題も発生します。
特に焼き魚や焼き肉などをよく食べる家庭ですと、壁や洗濯物が汚れやすいです。
プロペラファンは設置が比較的簡単ですが、シロッコファンやターボファンは難易度が上がります。
昔は換気扇といえばプロペラタイプでしたが、現在はレンジフードが主流になってきました。
排煙機能が高いだけでなく、静穏性に優れている、冬場に作動させても室内が寒くなりにくい、などのメリットがあります。
レンジフードの設置においては、横幅のサイズがポイントになります。
またコンロからの距離の問題もありますから、プロの台所診断を受けてから換気扇選びをしていくのが得策です。
換気扇の寿命は10年くらいだと言われています。
問題なく作動しているように感じられても、古くなれば機能性が低下してきています。
換気扇を回しているのに部屋がくさいのであれば、交換するべき時期でしょう。
換気扇は室内の蒸気や湿気を逃がすためにも役立ち、室内が高温多湿のときに稼働させると室内環境の改善が期待できます。
換気扇の機能が低下してくると、窓を開けなければ十分な換気ができなくなってしまうのです。
最近は多機能な換気扇が登場してきています。
省エネタイプであれば電気代を抑えることができます。
LED照明があるタイプだと、調理時にコンロ周りが明るくなるので便利です。
コンロ連動タイプも人気があり、コンロを使用するときだけ自動で換気扇がつくので、うっかり使い忘れや消し忘れがなくなります。
ほかにも日常清掃の利便性にこだわったタイプもあります。
アパートやマンションの大家さん、オーナーの方は、換気扇トラブルが発生する前に交換を検討しましょう。
換気扇は15年くらい問題なく使えるケースがありますが、使い方や個体差も関係してきますので、無難に考えるならば10年サイクルで交換するのが理想です。