二重サッシ取り付けについて

アパートの大家さんやマンションのオーナーにとって、入居者が長期に住んでくれることは大きな関心事です。
契約期間を残して中途解約されることなく、何度も更新して住み続けてくれれば、空室リスクに悩まされることなく、安定して家賃収入が入ってきます。
もし、更新してもらえない、契約期間満了前に中途で退去されてしまうという場合、住環境に問題があるかもしれません。
住環境の問題は二重サッシの導入で解決する例もあります。
主なケースをご紹介します。

交通量の多い道路に面している、線路沿いにあるアパートやマンションでは、1日を通して車や電車の音が響きます。
商店街や繁華街の中のマンションなど、夜遅くまで営業している飲食店などが近くにあるケースも、夜間の人の声などが気になりがちです。
幼稚園や保育園、小中高校が近くにある場合や公園などの近くも注意しましょう。
教育機関や公園が近くにあるのは便利な一方で、日中や土日に家にいる場合、子どもたちの騒ぐ声や部活動の声が響き、うるさく感じてしまう方も少なくありません。
二重サッシにすることで、驚くほど外からの騒音が遮断できます。

二重サッシにすると窓ガラスが二重になるのはもちろん、鍵も二重にかけられます。
空き巣被害が生じたアパートやマンションはもとより、近隣の治安の悪化や近年の空き巣被害の増加に悩まされている場合も、二重サッシの導入がおすすめです。
女性の一人暮らしや学生さん向けのアパートなども、安心が高まれば、入居率アップにつながります。

二重サッシにすると夏場は直射日光の入り込みや外の熱気と遮断することができ、冬場は外の寒気の伝わりを抑えることが可能です。
寒さや暑さをしのぎやすくなり、内側からも冷暖房の空気が外へと流れにくくなるため、冷暖房効率もアップします。
過ごしやすく、省エネになるのも、入居者の定着につながります。

入居者から冬場の結露がひどいと、クレームを言われたことはありませんか。
結露は冬場を中心に、外の寒気と室内の暖かな空気の温度差が原因で生じます。
ひどいケースでは窓ガラスに水滴が付くのにとどまらず、サッシや床まで水浸しになる場合やカーテンなどを濡らしてカビが発生してしまう場合もあるほどです。
こうした状態が続くのは、健康にも良くありません。
二重サッシにして温度差を緩和することで、驚くほど結露が出なくなります。